『劇場版 ヴァイオレット・エヴァーガーデン』ネタバレ感想
目次
はじめに
今回は公開日早速行ってきました。
『劇場版 ヴァイオレット・エヴァーガーデン』の感想です。
いやーーー本当に制作陣の皆さん、、、
公開おめでとうございます!!!!!!
1月→4月→9月と不幸にも度重なる延期を経て遂に9月18日に公開されました。
私を含め、多くのTV アニメからのファンはこの公開を心待ちにしていました。
本当にありがとうございます!!!!
作品情報
原作 暁佳奈
監督 石立太一
脚本 吉田玲子
アニメーション制作 京都アニメーション
2015年12月に原作小説 上巻発売
2018年冬(1月~3月)にテレビアニメ13話で放送
2019年9月に 外伝‐永遠と自動手記人形‐ の上映
そして今回
2020年9月18日に劇場版公開!!
感想
開始5分
アニメ映画を観に行くときは念を入れて劇場の予約開始日に予約するのですが、すでにその時点で席が埋まっていました、、、何とか後ろの席を手に入れ当日。
私が行った劇場では1日10本以上、上映予定でしたがすべて満席。
映画前の空き時間、なるべく見ないようにしてるけどついつい見てしまうTwitter
昼頃ですでに「ヴァイオレット・エヴァーガーデン」がトレンド入り!!
ネタバレをなるべく避け、下のほうをスクロールすると”開始5分”というワードのトレンド。しかし何やら映画に関係あるようで、、、いざ劇場へ。
はっきり言うと
めっちゃそれな!!!!
でした(笑)
開始5分で泣けるという人が続出したらしくトレンド入りしたそうで本当に泣けました。
冒頭でTVアニメ10話の後日譚
TVアニメのなかでも絶大な人気を誇る10話のアン編。
死期が迫る母親が幼いアンに向けて、50年に渡ってアンの誕生日に届く手紙を書く話。
涙腺が緩い私は当然、放送当時号泣したのを今でも覚えています。
そして今回の劇場版、アンの葬儀のシーンから始まる。アンの孫デイジーが遺品のなかから手紙を見つける。それから50年間手紙を受けとったアンの回想が流れる。
そりゃぁ泣くよね……開始5分ってのもよくわかりました。
新たな依頼者ユリス
物語の構成としては先ほど出てきたデイジー(おそらく60~70年後)とテレビアニメから数年後のヴァイオレット達が並行して描かれる。
ある非番の日に急に電話で依頼を受けるヴァイオレット。
依頼者は入院中の少年ユリス。
ユリスの依頼は、余命が残り僅かなので、家族と友達に手紙を書きたいというものだった。
この依頼はヴァイオレットも言っていたように10話のアンの母親の依頼に似ているように思います。どっちを先に決めたのかはわかりませんが、冒頭の後日談を入れたのはこの話を描くためでもあったのかと制作側の意図を感じました。
そしてユリスの最期、親友のリュカと電話を繋ぐシーン。ユリスはそれまでリュカに対し、病気でやせ細っていく自分を見られたくないという思いから素直になれずにいた。しかしユリスは最後の力を振り絞り、しっかり”ごめんなさい”と”ありがとう”を伝えることができた。
ここも涙なしには観れません……
ギルベルトとの再会
ギルベルトの生死はTVアニメ終了時では不明でしたが、結果から言うと生存していました。ホッジンズがギルベルトの筆跡から離れ小島にいることをつき止め、ヴァイオレットとともに向かいます。しかしギルベルトはヴァイオレットに対する責任、罪悪感からか会う資格がないと遠ざけてしまいます。
正直、あそこまでヘタレとは、、、と思わなくもなかったです。(笑)テレビアニメでは回想でしか出てこなかったのでわかりませんでした。
ホッジンズの立ち位置
過保護なお父さんしてましたね。でもヴァイオレットがギルベルトの部屋に向かって想いを伝える場面。ヴァイオレットは諦めて、走り去ってしまいます。頑なに会おうとしないギルベルトに対し、
「大馬鹿野郎!!!!!」
はとても感動しました。
ギルベルトの気持ちも理解できるホッジンズ。両極の間に立たされる辛い立場が感じられました。
株急上昇ディートフリート
TVアニメではヴァイオレットを道具として扱うよう指示した張本人として悪役だったギルベルトの兄。
劇場版ではヴァイオレットが落としたリボンを届けたり、ギルベルトの遺品をあげたりと優しいお兄さんでした。
最後にギルベルトと再会し、ヴァイオレットのもとへ行けと鼓舞するシーンも良かったです。
感動のラストシーン
ヴァイオレットからの手紙を読み、大切なものを知ったギルベルトは船を追いかける。
ヴァイオレットもギルベルトに気づき飛び降りる。
泳げるかなぁと心配だった私ですが想像以上に浅かったです(笑)
ギルベルトは一緒にいたいと、愛しているとヴァイオレットに伝える。
一方、ヴァイオレットは涙で言葉が出ない。
このシーンのヴァイオレット、本当に綺麗でした。
終始神作画であったヴァイオレットエヴァーガーデンですが、ここの水描写はさすがは京都アニメーションでした。
まとめ
正直、凄い。としか言えないというか、筆舌に尽くしがたい、本当に素晴らしいものに出会ったとき言葉が出ないというのはこのことをいうんだなと実感する映画でした。
京アニ作画は勿論、物語も最高なのでまだ見てない方はぜひ、TVアニメを履修してからタオルをもって劇場に。
<参考文献・関連リンク>